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teezee(以下、T)「2003年、だいぶ進んできましたね(笑) この時期からHipHopがもう1回来ますよね、King Britt好きですね(笑)」
RiowArai(以下、R)「バランス的にちょうどいいというか」
T「頻出アーティストですね。これBeatGenerationシリーズ。これ今までのKingBrittからすると結構色んなことをやってる印象がしますね」
R「元々割とこの人は色んなことをやるっていうイメージだよね」
T「KingBrittはこの頃一方でオシャレハウスとかそういうのもやってるじゃないですか、それでアライさんもそういうのを作ってみようとかはあるんですか?」
R「う〜ん、KingBrittでもそういう仕事は僕は無視してて、これでやってるような時だけ取り上げるといか」
T「あ−、ちょっと地味な」
R「僕は地味とは思わないんだけど、黒っぽいのをやってる時がいい。大体ここまでハウスは1枚もないでしょ」
T「そういうのがやはり安易なものとの拮抗でしょうか。あとこのJan Jelinekというのも頻繁に出ますが、これは少しアプローチとして色が広がってきたという感じですかね。前の作品だとジャズのレコードでサンプリングとか自分で課せてた部分があったと思うんですけど、それが広がったのかなと」
R「でもこの後にまた戻るんだけどね」
T「(笑) その中では一番ポップなテイストなんですかね」
R「結局一番好きなのはFarbenだけど。こっちのはチャレンジ精神はいいけど、反響もイマイチだった気がするんだけど。かといってLuomoとかみたいに」
T「わかりやすい感じでもなかったですし。Deadbeat、これはscapeの。これは思い入れありますか?」
R「特にないけど、一番皆が想像するダブに近いのかも」
T「あとSpacek、もうちょっと先に通じる音響ソウル的なのの早いアプローチだったかなと。こういう路線はアライさんは好きな感じですよね」
R「そうだけど」
T「ボーカルとかそういうとこで面白味を感じなかった?」
R「何か試みとしては良かったんだろうけど... 。作品として話題になんなかったよね?」
T「そうですね。どっちかというと耳の早い人が面白がって聴いてような気がしますね。2STEPとかそういうリズムのトレンドみたいなところは、あんまり追ってるって感じじゃないですよね?」
R「そうそう。ジャンルで追うタイプでもないから。HipHopもエレクトロニカもそうだけど」
T「アーティストとしての作品というか。Cyne、これはキレイめなHipHopじゃないですか」
R「僕はそんなにキレイな感じはしなかった。Anticonじゃないけど、ああいうアンダーグラウンドの延長として聴いてた感じで」
T「この出してるレーベルは政治的な匂いというか」
R「そういった意味でアンダーグラウンドの流れかな」
T「そしてこのレコメンで初登場になるんですかね、MadlibのYesterday's New Quintet、これはジャズ路線というか色々やり出す最初の頃で、その辺が面白かったんですかね」
R「というよりその前にQuasimotoは好きだったんだけど、この辺から認知してくる感じで」
T「元々Peanut Butter Wolfとやる前にLootpack
というのをやってて、そこから変なリミックスとかやり出して。あとSuper Duck Breaks
が入ってるっていうのが意外なんですけど」
R「オールドスクールですね」
T「これはターンテーブリストが2枚使いする時に使うメチャクチャ有名な盤なんですよね」
R「それがCD化されたんで買ってみたと。それで家で聴いてて面白いなと」
T「その聴き方が面白いですね」
R「何かオールドスクールの感じが凄い出てて面白い」
T「そういった意味でStones Throw辺りの音っていうのが好みなんでしょうね。それでちょっと新譜も落ち着きつつありますね。あ、これも新譜だ、t.A.T.u.
(笑)、Trevor Hornですね」
R「これはバランス的に載せたいっていう(笑)」
T「凄い売れましたよね」
R「ゲリラ的な感じがかつてのFGTHとかそういうのを連想したよね、そのロシアの奴らで意表をつかれて大ヒットみたいな」
T「あと復刻系でFelix Kubin、これは電子音楽? これもアナログシンセが鳴ってる感じの」
R「宅録でゴチャゴチャ遊んでる感じのチープな面白さで」
T「あとリイシューでBirgit Lystager、この辺もアライさんが好きな女性ボーカルもので。あと久しぶりにサントラが出てきたなという感じでFrancis Lai、Russ Meyer
、これらもこの時期に聴いたっていうよりバランス的に挙がってる感じですか」
R「これらはこの時期に出て買ったっていうこと」
T「サントラ系は随分久しぶりな感じですけど」
R「イタリアものとかも落ち着いて、たまには聴いてるみたいな。でもこの2つはそういうのじゃなくて映画から入った正当なサントラの買い方だったけど」
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T「これはまたHipHopとダブ、エレクトロニカの流れがきてますね。でもHipHopといっても好きなものが固まってきてますね。まずはJay Deeのインストの未発表集ですね」
R「一番聴きたいのはこういうのだね」
T「ラップ入りじゃなくてインストの」
R「ビートのみ、みたいな」
T「JayDeeの音響感みたいなのがインストで一番はっきりわかるというか。あとこのMadlibのはYesterday'sNewQuintetの流れじゃないですけど、Blue Note音源を使ってリスニングとしてもいいですよね。完成度っていうか普通の人が聴いて普通に馴染めるというか」
R「ネタがネタだから」
T「Madlibっぽいガタピシ感もしっかり出しながら、キャリアの中でも面白いし、メジャーなところとらしいところが合ってる。あとはPrefuse
のこれアルバムのアウトテイク集なんですよね。敢えてアルバムは取り上げずにアウトテイクが(笑)」
R「どっちでもいいんだけど、聴いてこっちの方が面白かったので。アウトテイクとかどうでもいい、結局出してるわけだし」
T「内容的に何か短く小分けにされてるっていうか。Prefuseもこの時期ともう少し後まではビートを打ってるけど、その後はどんどんレイドバックしてくる」
R「何か別プロジェクトもあるからね、Piano Overlordとかいくつか」
T「Opiate、Dub Tractor
、Sutekh
、この辺はエレクトロニカの流れなんだけど、コメントとして過渡期ニカ(笑) リスナーとしても感じてたのかなと。この辺の盤は好きな感じですか?」
R「決して嫌いという意味じゃない。結局この辺から時代が進んでない感じがするけど」
T「あとは構成とか音色が好みかそうじゃないかの違いだけで」
R「だから2003年の意味がないっていうか、この辺の音は」
T「そうなってさっきのFarbenみたいに今聴いても面白いなとかあんまりピンとこないっていうのに分かれていくんでしょうね。あとPole、これもあんまり変わってはないですよね」
R「これは変わったよ」
T「これはラップがFatJon」
R「そう。それで一応ビートを打ったんで、それまでの流れとは違う」
T「あとはMaurice FultonのMu
、これは異色ですよね。これはニューウエイヴっていうかAntiNYとかそういうコンピに入っててもおかしくない感じですかね」
R「今は今なんだけど、やはり飛び方がそれっぽいっていうか」
T「来日イベントも一緒に出演されたんですよね」
R「これは最初偶然発見したというか、もらったサンプル盤とかを色々聴いてた時に資料もない状態でいきなり音だけで引っ掛かった感じで。どんな人達なのか全然わからなかったから。先入観ナシの状態で聴いたのが良かった」
T「あとはLisa Carbon、これはAtom Heartの流れで聴いてるものですね」
R「Lisa Carbonとしては久々だったけど、David Bowieのカヴァーとか印象的で全体的に良かった」
T「あとこれは新譜ですか、Ruisort」
R「これは勘で買ったものっていうか、時々ジャケ買いっていうかわからずに買う冒険もしますよ。メキシコのブレイクビーツですね」
T「これは世の中的に知られてない盤じゃないですか。僕も雑誌に載ってるものに関しては聴いたことなくても大体こういう音かなっていうのはあるんですけど、これは全然ノーマークというか。そして旧譜ですけど、Dennis Bovell、これもずっと流れでは追ってますね」
R「ダブシリーズですね」
T「結構ロックフィールドっていうかSlitsもそうですし、そういうとこの絡みもあった人ですね。Pop Group
とか幅がありますよね。そしてAstrud Gilberto
、これは日本語で歌われてる盤。これは再発ですか」
R「当時日本側が企画して作ったやつですね。こういう企画は昔は色々あってClaudine Longetも筒美京平の曲を歌ってるのがあったりとか。Astrud Gilbertoは普通に歌手として好きなので色々持ってますね」
T「Janis Ian、これもアライさんの中ではスタンダードというか」
R「この人に関してはこの頃目覚めた感じですかね」
T「やはりシンガーソングライター系はたまに聴きたくなる感じで?」
R「HipHopとエレクトロニカばかりだと疲れるから箸休め的に聴くみたいな」
T「常にレコメンの中には入ってきますもんね」
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T「まずErykah Badu、これは前に出たAngie Stoneと同じような感じですかね。この人もコメントにある通り、奇をてらったことはしないけど割と完成度の高い感じで。こういう女性シンガーの歌ものっていうのはずっと聴き続けてる?」
R「でもR&Bを色々買ってErykahBaduとAngieStoneが選ばれてるわけではなくて、この2人位しか買ってないっていうか。大体似たり寄ったりだから買う時点で厳選して」
T「そしてHipHopプロデューサーシリーズでJayLib、とうとうこの2人が一緒になってしまったわけですが」
R「合体したらつまらなかったっていう(笑)」
T「(笑) なんかこう皆の期待をチグハグな感じでどっちの良さもあまり出なかったみたいな。ヘベレケサウンドということで。もしかしたらもっと面白い瞬間とかもあったのかもしれないですけど、アルバムとしてまとめられたものとしてはイマイチで。それからPete Rock、これはBBEからの再発で。この辺はアライさんにしてみたら新鮮だったっていうことですか?」
R「そうそう」
T「多分90年代半ばからHipHopを聴き続けている人からすると超王道なとこなんですね、PeteRockが一番ノッテる時の音っていうか」
R「やはりそれが聴きたいから丁度いいのが出たって感じだよね」
T「この後もPeteRockに関してはフェイヴァリットプロデューサーになってきますよね。やはりSP使いの辺りが。この人はトリッキーな組み合わせとかはしないですよね」
R「だから曲の区別は殆どつかないけど、ビートが気持ちいいから」
T「ネタの取り方、ビートの打ち方が気持ちいい感じで。そして意外と出てくるKid Koala、この時期ターンテーブリストの世界からだいぶかけ離れてるような気がしますね。特にターンテーブリストっていう面を打ち出してるわけでもないですよね?」
R「いやでもそれしかないでしょ。プロデューサーっていう感じでもないし」
T「ちょっとモンドな感じっていうかそういうイメージがあるんですけど」
R「コミックをつけたりとかサブカルっぽい」
T「真っ当なところからは離れた感じで。どっちかというとJayDeeとかPeteRockを聴く耳は違う耳で聴いてる感じですか。次はRhythm & SoundとMaurizio
、これも前から聴いてる流れで」
R「やっとここへ来てテクノの定番のBasic Channelを聴くんですよ」
T「2003年に(笑) そしてBus、これはscapeのボーカルが入ってるやつで、こういう音作りはずっと好みのところではある感じですかね。それからRip Off Artist
」
R「これはAkufenの二番煎じっていうか」
T「流れというか亜流というか。こういう系のアーティストを沢山聴いてたわけでもない?」
R「どうなんだろ」
T「まー何か新しいものを探してる感じはしますね。それからTwerk、これはエレクトロニカ系でビートが強いタイプではないですか?」
R「そうですね、ビートはあるけどウルサい感じでもなく」
T「あと旧譜でCreation RebelはON-Uとかの流れですよね」
R「まとめてこの辺が再発で出ましたね。リアルタイムでは聴いてなかったから新鮮に聴けた」
T「Lizzy Mercier Descloux、ZE
の再発は割と追ってる感じですかね」
R「割とそうかもしれないね」
T「それでこの2枚目がコンパスポイントスタジオ録音で、上にあるPad Lock、Larry Levan
に繋がると。それで今までの80'sClassicの中で特にダンス感の強いものが出てきた感じで、ちょうどこの時期に再発が出ましたね。今までアライさんの中でガラージとかそういう流れはなかったですね」
R「そうですね」
T「でもここから先のレコメンを見ていくと段々80'sの中でもガラージの方へ手がかかっていく感じが」
R「あんまり意識してないんだけど、ついに聴くものがなくなってそっちに行き出しかなっていう」
T「そしてJapan、これは80'sClassicですけど、この時期にリマスターが出たってことで。Japanの中で好きなアルバムはあるんですか?」
R「Japanのアルバムの数はそんなに多くないから、この2枚を聴けばいいってことだね。最初の2枚位はグラム系の全然違うバンドみたいだし」
T「YMOリアルタイム世代は当然チェックしてるものですね。今の耳で聴いても音作り的に面白いなと思えるところ、再発見はありますか? それとも懐かしい感じですか? 」
R「このアジア指向っていうのが他になかったね、イギリスのバンドで。何故ここまでアジアにこだわるのか(笑)」
T「不思議ですよね」
R「しかも三味線だなんだじゃなくて彼等独自の解釈っていうのが凄く面白い
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