editalk #4 + TEEZEE

リョウ・アライ—-ブレイクビーツ・マエストロと称されるそのストイックな作風からは伝わりづらいアライさんの音楽的嗜好を知ることのできる”Recommends“も97年から数えて10年経ちました。今回は過去10年間にとりあげられた数々の作品を年代順に振り返り、詳しく掘り下げて解説して頂きました。 10年分のリストを時間軸で追っていくなかで見えてきた数々の発見—-複数回登場する意外な(!)お気に入りアーティスト、四つ打ち全盛のクラブシーンの中でのブレイクビーツについてのこだわり、渋谷系/サバービアへの目配せ、SP1200使いへのシンパシー、アライB-BOY時代の幕開け、トレンディなビートパターンへのいち早い接近、女性ボーカルものへのこだわりはRATNへの序章?、グレート・コンポーザー/ライブラリーシリーズ、クリック・エレクトロニカへの盛り上がり(と盛り下がり)、再発と新譜の微妙なバランス、後のDJMJのルーツともいえるディスコ・リバイバルの波—- そして、オールタイム・フェイバリット(または無人島レコード)として上げられた3組のアーティストにはすべてのレコメンに通じるリョウ・アライの音楽的ルーツが!? 8時間にも渡る対談の中で果たして400枚を越えるレコメンの中で今でもアライさんが聴きたい一枚はどれなのか? じっくりお付き合いください。なお、対談のお相手はわたくしteezeeがつとめさせて頂きます。 プロフィール—-teezee …会社員/モードダウナー/LIQUID LIQUID LIQUID。ModeDownではエレクトロハウス的なものを中心にPLAYしてますが、ブレイクビーツ全般/ある種のヒップホップ/女性ボーカル物フェチでもあります。今年はトリップホップに注目しています。 teezee(以下、T)「まずレコメンを一番最初にupしたのが97年の3月、それでHPが始まったっていうのは?」 RiowArai(以下、R)「2月ですね」 T「じゃHPが始まる時にはこのレコメンが…...

長電信シリーズ by Rubyorla

シリーズ(1) 「鳥肌人間コンテスト」 シリーズ(2) 「濃いか?薄いか?」 シリーズ(3) 「エンドレストーキング伝説→ジャズについて考える」 シリーズ(4) 「一体何だったんだ?CCCDとか・・・」 シリーズ(5) 「オール配信拒人→1リーグ制推進派?」 シリーズ(6)...

editalk #3 + RUBYORLA

いよいよ今月NEWアルバムのリリースを控えたアライさんにインタビューさせて頂きますルビオラと申します。今回こういう場を与えて頂きましたのには、私のやっておりますユニットHarpOnMouthSextetの近々リリースされますアナログEPにリミキサーとして参加して頂いたという経緯などもありまして、以前から氏との交流はあるのですが今回は改めましてという気持ちとまずは10周年おめでとう御座いますという事で宜しくお願いします。えー、話の流れとしては、デビューに至るまでの10年(過去)→デビューしてからの10年(現在)→これからの10年(未来)といった切り口でアライさんに迫ってみたいと思います。 PROFILE/ RUBYORLA(ルビオラ) 京都在住。YMO原体験をきっかけに音作りを始め、様々な活動・名義を使い分け現在に至る。 2004年にRUBYORLA名義のアルバム「Samplin Somethin」をリリース。 2005年にはRATN(riow arai+tujiko noriko)のアルバムに参加。 2006年にHarp On...

editalk #2 + Homecut

前回のeditalkは実は長い序章であり、10年を振り返っていこうというより、そのためのウオーミングアップがついつい長くなり、といった感じであったので、本来の目的通り各々の作品を振り返ってみようと再度試みたのが今回なのであるが、”Again”から”beat bracelet”辺りまで、つまりは前半の5年分をかなりイイ感じでトーク出来たのにも関わらず、使用したEDIROL WAVE / MP3 RECORDER R-1が途中不可解な停止をしたため、この部分がそっくり記録されずという不運に見舞われ、我々は一気にトークダウン。そんな仕方ない状態から、まさに”Again”の話をアゲインするところから始まる。(RIOW ARAI) HOME CUT(以下H)「で、まぁ10年を振り返るっていう今回の大義名分ですね、そして10年分のアーカイヴを全部聴き直した中で、自分の10年前が76年生まれで20歳、リョウ・アライさんがFROGMANで95年にコンピレーション参加でアルバムが96年にリリース。ちょうど僕が20歳で感化されやすくて、青春の時代ですよね。これちょうど時代的に言うと初の野外イベントとして伝説のRAINBOW2000が8月にあって、その年の春、4月に出て。あの時代のそのテクノってものに対する… ああ疲れるなぁ(笑)」...

editalk #1 + Homecut

マンマシーン/Riow Arai。彼の主催するイベント”ModeDown“に集うものたちは知っているだろう、そう彼は人間だったのだ。彼は冗談を交えたMCもするのだ。彼は決して機械に操られたロボットなのではない。機械によって拡張された人間なのだ。そんな彼がアルバムデビューして10年が経った。このインタビューは、彼の残してきた10年ものアーカイブを振り返ることによって、その時々の多種多様なシーンと微妙な距離感を保ちつつ、リョウ・アライがリョウ・アライになっていく様を写し出すことができれば成功であろう。おそらく、10年続けてきた一音楽家に耳を傾けることは、そんな野暮なことではないはずだ。(HOMECUT) PROFILE/ HOMECUT あまりにもらしくない風貌と、あまりにもらしいターンテーブルスキルを併せ持つ期待のタンテユニット。凄まじいまでのカットアップスキルで、19分のDJプレイで50枚ものレコードをライヴエディットしてしまうという驚愕のDJチーム。昨年は、初のMIX-CD『#1』をリリースし、たった19分のこの作品が噂が噂を呼び、DJ KENTAROら凄腕DJを発掘し続けるDMC DJ CHAMPIONSHIPSに無名の新人ながら、ゲスト出演する快挙を成し遂げた。また雑誌各誌(GROOVE、MASSAGE、QUEST)でインタビュー依頼が殺到し、その豊富な知識と批評精神に溢れた発言も注目を浴びた。6月末には2枚目になるMIX-CD『#2』がDELIC RECORDSからライブ映像付きでリリース! HOME CUT(以下H)「基本的にアルバム単位で考えていつも曲を作りますよね?...