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MP3の5W2H

Who/誰が
リョウアライが
What/何を
未発表曲のMP3データを
When/いつ
98年5月28日から
Where/どこで
自分のHPで
Why/なぜ(どんな目的で)
リリースもの以外の作品も作りたかったし、それを不特定多数に聴いてほしかったから
How/どうやって
まだiTunesがなかったので、エンコーダーソフトでMP3に変換、プロバイダからあたえられたHP用サーバー(5MB)へFTPでuploadした
How Much/いくらで
無料で

macamp.gif今回コンパイルにあたって、リスト上の全てをただ揃えればいいというわけでもなく、収録にふさわしくないと判断したものを除きつつ、過去の未発表曲を含めた新曲も追加して300曲とした。何せMP3を始めたのが、かれこれ14年前。流石にデータも散らばっており、リストと見比べながら300曲を整理していった。なおかつ、今までuploadしていたMP3データではなく、マスターが残ってるものに関してはリマスター/エンコーディングし直すということにトライした。マスターは当時MDに録音していた。MP3作品は当初HP容量の都合からモノラルと決めていたため、潔くマスターもモノで録音出来るMDを選択していた(録音モードがモノだと1枚のディスクの録音時間が倍になる)。これが少しでも音質のいい方を、とDATにしてたら今頃再生出来なくなっていただろう(経験上それくらい脆いメディア)。残念ながら、最初の20曲位のマスターは見当たらず、Macに取り込んだ後のAIFFでしか残っていない。しかも初期はMDに録音した曲をMacに取り込むためのオーディオインターフェイスがまだなかったので、MDからS3000XLに1曲を丸々録音(サンプリング)し(モノで2〜3分の曲だったためメモリ的に可能だった)内部でノーマライズ、SCSI経由でMacにMESAでインポートし、今は亡きSoundEdit16で波形編集(仕上げ)、まだiTunesがなかったため圧縮変換はフリーのMP3エンコーダーで、再生ソフトはMacAMPというのを使っていた。MP3自体を知らない人もいたので、プレイヤーソフトのリンクも最初は張っていた。MacでのMIDI打ち込みの時期を経て、Macでオーディオデータを扱うこと自体が新しいことであり、音の波形を見たのも初めてといっていい時代であった。ということで、300曲のマスターの内訳としてはMDに残っていたものをリマスタリング、当時取り込んだAIFFデータ、変換後のMP3しか残ってなかったものの3種類を最終的に当時uploadしていたレートと同じく、且つ1枚のCDに収めるため、モノ64kbps・ステレオ128kbpsで変換(これでモノとステレオは同音質。ちなみにモノを128kbpsするとステレオでいうところ256kbpsと同音質ということ)。

macamp2.gifMP3を始めた98年は日本でCDというものが一番売れたピークの年で、ネット用語としてダウンロードという言葉はあったが、まだ音楽配信という言葉は身近ではなかった気がする。そんな当時、出来ることならMP3を有料で配信出来ればと考えてはみたものの、所詮テキストファイルでhtmlを打っていた自分に決済システムなど設置出来るわけもなく(それから14年の時を経た2012年にPayPalによって可能になり導入オンラインストア)、1曲10円でも100円でも有料にしたらシステムが面倒になるし、それをわざわざ買って聴くという感覚(iTunesStoreやAmazonもまだない時代でネットで買い物するのは自分としても21世紀になって暫く経ってから)は現実的とは思えなかった。そんなことをしたら誰も聴かなくなるのは明白だった(その辺の無料か有料かの問題はネット上で現在まで引きずっている問題)。そもそも売り物のCDとは別にどんどん無料で自分の音楽を聴いてもらおうという、ただそれだけのことが路上ではなくネット上で出来たというのが新鮮で面白かったという他ないが、自分でドメインを取りサーバーをレンタルし、いくらでもMP3を置ける環境になった頃にはもう飽きていた(アーカイヴとして数日間200曲100曲uploadしたこともあった)。ダウンロードされた数はシステム上カウントすることが出来なかったので、どのくらいの人が聴いていたのか見当もつかないが、感想などは当時HP上に設置していたbbsに書いてくれた人もいた。その後、YouTubeやニコ動などが出来たが、そこで出来ることは先に1人で体現してしまった感もあった。

このシリーズでは計311曲をuploadしたが、そのうち何曲かは既にリリースしたものの、殆どが未リリースものであるため、いつかは何らかの形でリリースしたいと考えていた。しかし曲数が膨大なので選曲するには難しく、且つその全てをCD何枚組かにする、或いはDVD1枚に収めて値段高めで売る、などといったアイディアも考えたが、いまいち気が進まなく、長い間保留にしてあった。昨年自分でレーベルを持ったのこともあり、iTunes Storeで売ることを考え、300曲で1つのアルバムというのをやろうとしたが、配信だから収録時間の限界がないとはいえ、システム上そこまで自由に出来ないことがわかり頓挫した後、MP3データを1枚のCDに収めるというフォーマットに決まった。

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> new disc “MP300” release!!!